『泣くな研修医』を研修医が読んだら泣いた話
どうも華金ですね。なんだかこの一週間は非常に疲れました。久々に早く終わったので、飲みに行く人を待ちつつブログを書いて時間を潰しております。直近の楽しみは終日フリーの日曜日に昼まで寝ること(笑)。研修医・たきいです。
久々に読書をば。
Twitterで相互フォローの中山裕次郎先生の処女小説。
多忙な外科医ながら書きまくっている、物書きとしても、医師としても私の大先輩の方です。
「傷ついた体、救えない命――。
なんで
こんなに
無力なんだ、
俺」
(帯より引用)
「絶賛研修医なう。」な私めとしてはリアリティがありすぎる内容でした。
忙しい毎日の中でちょっと忘れかけていたような、そういえばあったあんなことやこんなこと。全く同じようなシチュエーションで怒られたことあったわ、なんて。
当院も当直のときの出前を頼むのは1年目の仕事なんですが、ココイチの細かいトッピングを指示してくる上級医いるいるって感じで笑いました。うちもよくココイチ頼みます。
医師免許を取ったとはいえ、電子カルテの使い方もままならず、病院のシステムもよくわからず、全く何もできない状況で現場に放り出される研修医。不甲斐ない気持ちで悩みながら、深夜3時に病棟からかかってきた電話にどうすればいいかわからず途方に暮れながら、わたしたち研修医1年目は少しずつたくましく生きてきました。もうじき後輩も入ってきて不安だけれど、ぼくたちはぼくたちなりに頑張って毎日生きています。
この1年いろいろあったな、と、行きつけの居酒屋でこの本を一気読みして私は泣きました。バイトの姉ちゃんに変な人扱いされた気がする。笑
『泣くな研修医』、絶対に映像化されるでしょう。
過去のたきいブログでそう断言してきた作品は必ずそうなってきましたから間違いありません。『キミスイ』も『フラジャイル』も映画化にドラマ化されました。個人的には『泣くな研修医』の映画が見たいかな。主演の雨野隆治先生(研修医1年目)は濱田岳サンあたりでどうですか。ジャニーズ系イケメンを研修医役として起用するとギャグ映画っぽくなっちゃう恐れがあるのでくれぐれもやめていただきたい。
レジデントの佐藤玲先生は誰がいいかなぁ。北川景子サンかな。ゆるふわ系っぽくなる女優さんは禁忌。キリっとした美人にお願いしたいところです。あー、美人上級医に罵られたい(性癖)
友情出演的にしゅんしゅんクリニックP先生が出てくるような遊び心も欲しいです。
「おばちゃん看護師にいじめられるんだ~」って言ってほしい。笑
中山裕次郎先生のご活躍に目を離せません。
Tweetによると腹痛でお悩みのようですが、ご多忙な毎日なのでしょう、どうかご自愛くださいませ。
小説……書いてみたい。
(病棟でこっそりチョコ食べすぎた気がする人(笑))