生まれてから1万日が経ちました
研修医レポート、ようやく書き終えました。週末に学生時代の試験前みたいなノリでがんばった。現行の初期研修制度では、症候別や重要疾患ごとにグループ分けして32症例を経験することが義務付けられています。当院は32枚書かないと許してくれませんが、病院によっては1症例から症候を跨いで論ずることで、症例数を最小限に抑えることを認めてくれるところもある、なんて噂話を聞いてうらやましく思う限り。でも、もう書き終わったのでさっそく他院事情なんてどうでもよくなってきました(笑)。2コ下の学年からは廃止されるというレポートですが、2年目研修医の年度末の風物詩、最後から2番目の学年とちょっとだけ誇らしい気持ちもあります。研修医・たきいです。
1992年10月1日生まれの私ですが、生まれてから10,000日が経過したそうです。
意外にまだそれしか経っていないんだ。
布団に転がるあの喜び、すでに1億回くらいは体験していそうなものだったけど、まだたったの1万回。そう思うとまだまだ死ねません。もっといろんな喜びを感じたい。
1992年生まれの同い年のみなさま、この地球に生まれて、1万日のタイミングです。
月並みに、「育ててくれたみなさまに感謝」なんていう気持ちももちろんありますが、そんな今日この頃、必死にやっていたのがこれです。確定申告。
もっと学びたい、成長したいと勉強をして、
人のために汗をかき、
追加納税を納める。
まだこのニッポンに生まれてから1万日しか経っていない若造なのに、
人のために働いて、たくさん税金を納めている。
人間ができていない私は、もっと褒めてもらってもいいんじゃないかとさえ思ってしまう。
周りには自分に厳しくストイックに頑張る人たちも多いけど、
少し肩の力を抜いて、胸をはって生きたっていいじゃないか。
あなたは、御国のために尽くしている人生なんだから。
研修医あるある、病院のピッチにたまにかかってくる「節税」を謳った迷惑電話がなんと鬱陶しいことか。ニッポンのために! わたしは! 税金納めるの大好き!
なんてことを自分に言い聞かせながら、想像以上だった追加納税の金額を、なんとかなんとか受け容れようとしていた、日齢1万日の私なのでした。笑
もう1万日後の2047年7月4日、わたしは日齢2万日で、54歳です。
アラサーの今もおじさんだけど、それってガチおじさん……。
何しているんだろう。想像もできない。
きっとちょっとくたびれていて、
「わたしは! 税金納めるの大好き!」
なんて決して言えないような日本に暮らしている気がする。ちょっと寂しい未来だけど。
これまでの1万日はなかなか楽しい人生でしたが、
これからの1万日はもっと楽しい人生であるように、
徳を積んでいきたいものです。
(iDeCoもやんなきゃと勉強中な、FP3級寝坊で落ちた人(笑))