アナル・ヴァージ

 

上級医の先生宅でのしゃぶしゃぶホームパーティーにお招きいただきました。

2歳児くんと1歳児くんに遊んでもらっている間が今月1番幸せな時間だった気がします。

願わくは、2歳に戻ってずっと電車のおもちゃ遊びをしていたい。研修医・たきいです。 

 

 

 

働き始めてからというもの、「やってしまった」エピソードはいろいろとあるわけですが、今週もやってしまいました。それは朝のカンファのとき。

 

下部消化管内視鏡検査の所見を述べるため、「肛門縁から○○cmに△△」というプレゼンをしたかったがために口走った「アナル・ヴァージ “ ン ” 」――

 

anal verge 肛門縁

 

なんか一文字多かった気もするけど、こちらはいつも必死。先に進んで話を続けます。ところが、ひとりの先生はツッコんできました。

 

「……今、なんて言った?」

 

今?? あ、もしや。言い間違ったかな、なにか。あ、ヴァージンじゃなくて、ヴァージ。ヴァージは「際(きわ)」とかの意味。“on the verge of”で「今にも~しようとして」って大学受験で覚えたやつ。肛門の「際」だから肛門縁。てか、一文字加えたヴァージンってなんて意味だ。ん?? アナルの??ヴァージン?? 俺もだわwww

 

ちょっと緊張しているときに先生から質問されると焦ります。テストで時間のないときとか、焦ったときというのは妙に頭が回るもので、今回もこんなに頭が回ってしまったのですが、言い間違えの意味まで考えてツボってしまったら、もう、ダメでした。

 

「失礼しました。アナル・バーーー“ ”です。」。ちょっと強めに言う「ジ」。

 

朝から本当に失礼しました。そのあともなかなかいじられたけど、さわやかに笑ってくださるから外科の先生方って気持ちがいいなと思います。

 

オーベンの先生曰く、「3年に1回くらいの大事件をよくもやってくれたな。おれ、聞いたの2度目だよ。」

 

みなさまにおかれましても。言い間違えに、ご注意ください。

 

 

 

 

(ツボに入るとどんな場面でも笑ってしまうのなんとかしたい人(笑)) 

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