仙台より北では生きていけない!?気がしてしまった話
目下の悩みは研修医になって以来買っていなかったテレビをそろそろ買いそろえようかどうしようかということ。なんやかんや忙しく過ごしているのでそもそも見る時間ない説はあるのですが、朝テレビがあったほうが起きやすいかなという目論見があるわけです。キレイなお姉さんとともに目覚めたい。でも、テレビの買いどきのタイミングはオリンピック商戦なんなんじゃないかと思って結局買えないわけです。んー、どうしよ。研修医・たきいです。
アパートに帰ってポストを開けると、衝撃が走りました。電気代のお知らせ。
え、一人暮らしだけどほぼ1万なんだけどwwww
栃木県民だったときのMaxは5,000円でした。やってしまった。仙台寒すぎ。
そもそも現時点でのアパートの立ち位置は「寝るための場所」に過ぎないわけですが、とりあえず家に帰ればエアコンで暖房をつけて、そのまま朝までつけっぱなしにするという毎日。たまに消し忘れる。いやー、それにしてもえぐいわ。電気代だけで1万か~。
仙台だからまだエアコンだけで室温的にはなんとか保たれるわけですが、さらに北に住んだら。生きていける自信若干ないな、と弱気になりつつも、おれは仙台以外の寒い地で20代後半を生きていく男だから、もう少し寒さ対策のすべを身につけねばと思った次第です。
やっぱ、テレビより先に買うべきものは暖房器具類かな。東北の冬、あな恐ろしや。
(日直終わりビールがうまかった人(笑))
基本的臨床能力評価試験でした
第113回医師国家試験まであと11日らしい。1年あっという間だったな……。例年研修医ブロガーは「研修医だけど国試解いてみた」的な記事書きがちだけどおれは絶対やらないよ!笑 なんとなれば他にも試験受けさせられているから。ブログの読者のみんなと、大学の後輩たちの合格を心から祈っています。この記事をみたあなたはきっと大丈夫! 研修医・たきいです。
当直明けの「基本的臨床能力評価試験」は辛かった。喉元過ぎて忘れかけていた1年前の苦しみを思い出した。レッドブルを一気飲みして乗り切った2時間の試験時間、デジャブ。学生時代に徹夜で浮かせた試験かよ。我が人生、茨の道。 pic.twitter.com/KAOFeeLth2
— たきい@仙台 (@takimaru_gt) January 22, 2019
「基本的臨床能力評価試験」ってなんぞやっていう方。全国の研修医のうち3分の1くらいが現状受けさせられている試験のようです。問題は結構難しく、平均点は50%前半とのこと。っていう情報をググっていたら出題委員の先生に知っている先生もちらほらいらっしゃること発覚笑
ひー、国試に受かってしばらく試験から解放されたかと思いきや、そんなことはありませんでした。恐ろしき世界。
弊社では週1で朝の勉強会が行われているのですが、臨床研修部長先生から「3~6問くらいでいいから試験の解説をやってくれ」と言われてがんばりました。医学部に入れなかったら予備校講師になろうと思っていた時期もあったから案外こういうの好き。笑
そして無駄にこういうパワポとか凝っちゃう人種なわたし。
「まだ公式解答でてないけど」というスリリングな条件下だったので、他病院の賢い友人たちにたくさんコンサルト(笑)。むろん答えに自信のある問題についてしか話しませんでしたが、「正解はこれです!」と断言する以上かなり調べないといけませんでした。勉強になった。
因みに国試直前の医学部6年生たちにも同じ問題出してみたら「難しいです。。。」という声多数で、ちょっと安心。
問題見てみたいっていう6年生の読者さんが他にもいたら連絡ください!
解説パワポつきで送るよ!笑
KSR(編注:医師国家試験予備校講師)が出るって言ってたのと被っている説あるんだけど実際のとこどうなんでしょ(笑)
それにしても試験って嫌なものですな。
案ずるな、受験生!
113回国試受験生を私は応援しています!
(ヤバTがマイブームな人(笑))
【宮城の奇祭】どんと祭裸参りでした
なんやかんや新年お初の投稿となってしまいました。2019年もよろしくお願いいたします。ネタはあるんだけど書く時間がない。正確にいうと、時間あると飲みに行っちゃうからな(笑)。研修医・たきいです。
「どんと祭」って全国各地でやっているもんだと思っていましたが決してそんなことはないと知ったのは大学生になってからのこと。神社で正月飾りを燃やすあの行事。宮城県民はガチです。中でも大崎八幡宮という仙台市内の伊達家を祀る神社で行われる「大崎八幡宮松焚祭裸参り」が一番ガチ。その日の仙台のローカルテレビではそれしか放映されないレベルです。今住んでるアパートにテレビないから最近は知らんけど(笑)
県内の企業の多くが参加しており、新人社員は駆り出されるわけです。研修医も然り。病院の参加はかなり多かったですが、顔見知りの他病院の研修医と「おーひさしぶり!」となること多数。みんなおつかれさま。
私語厳禁!神聖な雰囲気がすごい!
看護師長様方の目の前でパンツ1丁になって着替えを手伝ってもらえます。
「おなかひっこめないで!苦しくなるでしょ!」
看護師長は全てをお見通し。
着替えてからPHSが鳴ってしまった彼。
「呼ばれてもこの格好じゃ病棟行けないわ……」
「お迎えきたかと思われる説すらある」
私は今お世話になっている病棟に「どんと祭行ってくるのでピッチつながりませんごめんなさい」とTEL。「がんばってくださーい♡」と社交辞令がかえってきて、どんと祭にかける宮城県民の思いを肌で感じることができました。
これは気休めでしかなかった。さみーわ。いざ出発。
【2019/1/15-10:30 TBC気象台】きのうは「どんと祭」でした。穏やかな天気で各地とも大勢の人が訪れたようです。視聴者の皆さんからの写真です。
— TBC東北放送 防災減災・災害情報 (@TBC_saigai) January 15, 2019
①煌めきさん(青葉区・大崎八幡宮)
②楓ママさん(青葉区・大崎八幡宮)
③すまかずさん(岩沼市・竹駒神社)
④TAKAHIROさん(青葉区・宇那禰神社) pic.twitter.com/cXK4O62XYY
ただひたすらに寒い。1月の東北で布1枚ですからね。動いているときはまだ気が紛れるんだけど止まるともうダメ。「寒くね?www」とか言い合えればまだマシなんでしょうが、私語厳禁です。口には5円玉をいれた和紙を咥えさせられるので本当にしゃべれません。常にシバリング。
そんな中ぼくは何を考えていたかというと・・・・・・。白状します。すれ違うどこの企業の女子社員がかわいいか。これしか考えていなかったですごめんなさい。各団体、企業名がでっかく掲げられた提灯を持ち歩きます。「○○病院」的な。どこの企業も若手社員が動員されるということで、言い換えれば合コンしたい盛りの若者がみんな裸になっているわけですが、生憎私語厳禁でスマホも持ち歩いていない。残念ながらなんの発展性もありません。
前を歩く老舗旅館○○もいい感じ……、かまぼこ企業も悪くない……、銀行系だったら〇〇〇信用金庫はレベル高い……!!!
修学旅行的にみんなで風呂に入ります。男子風呂トークのはじまりはじまり。
「ねーねー、どこの企業が可愛かったと思う?」
(即答で)「〇〇〇信用金庫!!!」
みんな考えてたこと同じやないかーい。笑
というわけで、〇〇〇信用金庫さん、合コンのお誘いお待ちしております!!!笑
(読者層を考えると○○市立病院がよかった、とかJ○○○病院がよかったとか書いといたほうがいいかなと一瞬思った人(笑))
プレイバック2018
医学部6年生という学生ヒエラルキーの頂点から、研修医1年目という病院の最底辺へと陥落した激動の1年間が私にとっての2018年。医学生時代は6年間毎日ブログ更新したという「変人記録」をもつ私でさえ、研修医になってからブログを書き続けるのはなかなか大変でした。ブログ書いている時間があったら寝ていたい! なにせわたくし研修医になってから書いたブログがこれがたったの48本目(!)。学生時代なら48日分相当でしかありません。笑
学生までは「自分主体」の時間の流れで生きることができるけれど、
医者になってからは「患者主体」の時間の流れで生きていかねばなりません。
24時間オンコール、当直室で横になった瞬間に鳴る電話。クタクタに疲れた日は何もせずに寝てしまいたいし、早く上がれた日はパァーっと飲みに行ってしまって、あ、おれ勉強してないじゃん……というジレンマ。
修業の日々であります。年末年始、年末日当直組と年始日当直組に分けてどっちかは休めるようにしようという方針にしたわれわれ研修医1年目。年始組になったぼくは大晦日に久々に実家に帰って大晦日恒例のブログを書きます。今夜はTwitterしながら紅白歌合戦が見れる。ありがとう麻酔科!! 研修医・たきいです。
【1月】
めっちゃ勉強してた。受験生だったもん。1年前の自分まじお疲れ。
【2月】
国試と卒業旅行の記憶しかない。国試の緊張感は今でも忘れられません。ご覧の113回組のみんなにご武運をこめて祈ります!
【3月】
医学部6年間毎日更新を達成、医者になる。
【4月】
<呼吸器内科>
研修医リーダーという名の雑用係をしておりますが、同期のみんなが協力的なおかげで本当に助かっておりますみんなありがとう、そして月並みだけど同期には恵まれたと思っているよ。
【5月】
<消化器内科>
やべー、ACLSの内容忘れてるわ。。。笑
【6月】
<総合診療科>
研修医レポート最近全然書いてないので年明けから書かねば。
【7月】
<外科>
外科ライフ、思った以上に楽しかったから2年目も1月だけおかわりしちゃいます。
【8月】
<外科>
来年の夏休みどこ行こうかな。
【9月】
<外科>
ポスターの作り方を学んでスキルアップ。
【10月】
<救急科>
講演会、症例発表会、ブロガー活動、26歳のスタートは充実しておりました。
救急科のレジデントの先生はよく飲みにつれて行ってくれて、夜中にPHSがかかってきてもすぐ上級医コンサルトできて救われた!という場面がしばしば(笑)
【11月】
<救急科、麻酔科>
毎日生きるのに必死だったせいか、11月あんまり記憶ない。笑
【12月】
<麻酔科>
実はニューヨークに短期海外研修に行ってました。そのネタのブログまだ書いていないですが、その前に報告書提出しなきゃいけないのにまだ1文字も書いてないのでブログよりも報告書完成が先ですごめんなさい(笑)
2018年、お世話になりました。
よいお年を!
(日当直より当日直のほうが辛そうな気がして怯えている人)
【穀町ビール】仙台唯一のクラフトビール飲んできた
母校がどこぞの私立大バリのシャレてる広告出してた。
地下鉄の車内広告、お米の宣伝かと思ったらまさかの母校!笑
— たきい@仙台 (@takimaru_gt) December 6, 2018
(呑んだくれになって帰ってきてごめんなさい) pic.twitter.com/r4iL8MyfAx
実は私立大ですけど。研修医・たきいです。
というわけで今日も呑んだくれな私ですが、「仙台唯一」のクラフトビールがあるとの噂を聞きつけてやってきました。
仙台市若林区は下町エリア。由緒ある地名の宝庫。「南染師町」とか「畳屋町」とか「元茶畑」とか城下町の風情漂うエリアです。「穀町」も若林区の地名のひとつ。そんな場所でビールづくり……、なんか匂うんですよね。もしかしたら高校の先輩なんじゃないかと。
「二高生はこんな変なことしないですよね(笑)」
ブルワーの今野さんは、やっぱり仙台一高のご出身でした。40回生だそう。私は63回生。大先輩です。
穀町ビールはストロングエールの1本勝負。ベルギービールのような華やかな香りと深い味わい。だけどその造り方はイングランドスタイルなんだとか。アルコール度数が高めの、個性的なビールです。隠し味は、はちみつ。ダークな色はカラメル麦芽によるもの。上面発酵のエールらしいいい香り。
「マリアージュっていう点では難しいですけど、肉とかドライフルーツはいいですね。あと最近のブームはらっきょうです」
今度らっきょう持ち込もうかな!笑
「販売は宮城県内だけにするつもりなんです。それだけでやれると思っているので。飲みたければ仙台に来てくれ!と(笑)」
アツい先輩だ。大手のビール工場はあってもクラフトビールがなかった仙台。自分で造っちゃおうというあたりが、まさに「自発能動」の精神。
仙台市内、いくつかのお店で飲めます。
宮城に来たら、日本酒もいいけど穀町ビールもいいよ。
(できることなら将来何年間か医者辞めて酒造りをしてみたい人(笑))
まだ終わらないで2018年
どうもこんばんは。新しい科が始まる週というのは慣れないものでブログ更新も2週間ぶりとなってしまいました。主科として入院患者さんを受け持たない夜の平穏さ! 病棟からノーコールのおかげで安眠の毎日です。むしろ寝すぎている説。研修医・たきいです。
駆け出しの1年目、2018年、月日の流れる速さたるや……!
もう2018年残り2ヶ月とかどうなってんのと思ったので毎年の俺の主な心の動きを図示にしたら解明された。 pic.twitter.com/bcUp8foU10
— はなお 🍅 (@hanao87_0) November 6, 2018
ほんまこれやわ。どうも同い年らしいYoutuberはなお氏の言う通り。
にわか雨に打たれコンビニに立ち寄ったものの、傘の寿命最短記録を更新させてしまいます。ちょっと高いやつ買っただけに悔しい。笑
この傘のように、ビル風に吹かれ、相変わらず世間の荒波に揉まれております。
傘は折れちゃったけど、折れないしなやかな生き方がしたいもの。そんな余裕が持てるのは数年先でしょうか。
でも。
人間的な時間が明日への活力。
学生のときから飲みたかった日本酒とも出会い。
ああ、飲み会の写真くらいしかブログネタがない……!笑
ブログを毎日書かなくなってから、なんとなく1日1日を大切にできなくなっている感は否めないですが、まぁ社会人1年目なんてこんなものかとお姉さんに励まされてきた週末でした。
(学生のときYouTubeも手を出しておけばよかったかなと若干後悔している人(笑))
歯が欠けたと思って当直明けに歯医者に飛び込んだ
土日もPTLS [Primary -care Trauma Life Support]でお勉強。みんなの前でシミュレーションを代表でやらさせるという無茶ぶりに堪えつつ、ご高名な先生に直接教えを乞うことができたのはよい経験でした。
「分かる」と「できる」の差ってデカいなと、受験勉強に明け暮れていたあの頃から何度も何度も繰り返し痛感させられてきたこの「一般論」、また再びって感じ。ということは復習しないとまたすぐ忘れてしまうということですよね。分かります。
院内で研修会をやってくれるのがありがたい限り。他院から遠路はるばるやってきた友人研修医たちと思いがけず再会し、束の間のランチタイムが癒しの週末でありました。研修医・たきいです。
先日の当直中、ひと仕事終えて研修医仮眠室に向かい、身体を冷たいベッドに放り投げて下の前歯の裏をいじっていたら、
欠けた。
家に帰ったら疲れて歯も磨かずにシャワーも浴びずに意識を失っていたこともしばしばあったので、歯における衛生環境の悪さに関しては、思い当たる節しかない。でも20代にして前歯欠けるとかクソダサイ、カッコ悪い本当にごめんだとか考え込んでしまったらその後救急車は来なかったものの、全然眠れずにすっかり寝不足、即、直明け歯医者さんへ。
「あまり痛くもないし大したことないのでは」という強がった甘い考えのもと、よさげな歯医者さんをググる精神的余裕はありました。
カタカナのクリニックでキレイな院内の写真のあるところだったらキレイなお姉さんがいる気がする
邪な考え、クリーンヒット。眠気眼をこすりながら、小さくガッツポーズ。歯医者さんの椅子、寝心地よさすぎる。いろんなものを咥えさせられて写真を撮られます。近距離でのフラッシュ。恥ずかしい。
美人歯科衛生士「歯科医院にいらっしゃるのはお久しぶりなようですね」
そうそう、大学生のときに生えかけの親知らずが痛すぎて駆け込んだきり。最後にきちんと診てもらったの小学生のときな気がする。
美人歯科衛生士「治療歴のないキレイな歯ですね~」
ふふふ。
美人歯科衛生士「たきいさん、欠けたのは歯じゃなくて、歯石でしたよ~」
あ、え、くそ汚い話じゃん、恥ずかしい。
ベテランおじいちゃん先生がやっているとこに行ったほうがよかったかなと一瞬思った。
そして、この写真はブログに載せるかどうか超絶迷うところなんだけども、
直明けの口腔環境、本邦初公開!
えー!!!
この検査、何をもって判断しているのかはよくわからないところではありますが、まさかの4分の3、磨き残し。ヤバくね?笑
幸いなことにこんな磨き残し状況を作っていても26歳にしてノー虫歯は継続中な模様。もっと大事にしようと思った次第です。
初診ということもあってかX線写真まで撮っていただいて丁寧に診ていただいたんですが、「大きい病院で親知らずを抜いたほうがいいかもしれません」とのこと。
勢い「そうしてみようと思います」って言っちゃったけど、果たして研修医に自分の身体を労わるそんな時間なんてあるのか、来年の夏休みなんかを親知らず抜きに捧げないといけないやつか。憎し、親知らず。学生のときにやっておけばよかった。
歯石クリーニングが思いのほか気持ちよくて満足度高めだったのでとりあえず来週も歯医者に行ってきます。
(美人上級医に第2弾○○三昧してもらった人(笑))